正しく歩くことが、全身の老化を予防し健康を維持する基本です
ちょっとした傷や筋肉痛などの軽度の障害でも、いったんカラダの自由が失われると、生活の質は一挙に低下してしまうことに気づかされます。
いつまでも健康でイキイキと活動するために、少しの工夫でその障害を除いたり、軽減したりすることが非常に重要になってきます。足で立って歩くことが、人間の生活の質を考える上の基本です。
フットケアや適切な靴を選ぶことが、足の活性化につながり、全身の老化を予防して健康を維持できることになるのです。
正しく歩いて、足にかかる負担を軽減する
運動の基本である「歩くこと」は、血行促進や心肺機能の向上、脳の活性化など全ての健康に大きく貢献する非常に優れた健康法です。
しかしウォーキングで、膝や足が痛くなるなどの障害も増えてきています。それは、靴が合っていなかったり、足の変形によって、体重移動がスムーズに行われないなど、足の一部分に負担がかかりバランスが悪くなることなどが原因しているのです。
こんな足の痛み、経験ありませんか?
ドイツのある調査によると、子供の98%が健康な足をもって生まれてきても、大人の60%は何らかの足のトラブルに苦しんでいるという結果がでました。これは、歩き方のバランスの悪化が大きな原因と言われています。
あなたも足のトラブル予備軍?
- 足指のトラブル
- 足に合った靴選び
- 足指の簡単トレーニング
こんな足指の人は腰や膝のトラブルが起きやすい!!
足のトラブルを起こしやすい足形
外反母趾つま先で重心をとれば、膝外側からの足先にかけて障害を起こし、かかとで重心をとれば膝、腰、首に障害を起こす
足指上げ歩き足の甲や足底に痛みがでやすく、子供ではかかとの痛みを起こします。足関節の慢性捻挫にもなりやすいようです。
ハンマートゥ靴を履いているときの指先がハンマーのような形になり、放っておくと骨まで変形してしまいます。
母趾全体が反っている拇指退化症の典型的な足形。最初にかかとの裏が痛くなり、足底筋膜炎を起こしやすくなります。
自分にあった適切な靴を選ぶことで、足の痛みが改善します
自分のつま先にあった靴を選びましょう
今すぐチェック、一般的な、足にやさしい靴の特徴
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- 甲
- 足の甲の形に合わせて調節できるひも付きの靴
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- 指の付け根
- 指の曲がる部分と靴底の曲がる部分が一致している
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- つま先
- 足先の形と靴のつま先の形が合っていて、つま先に5〜10mmの余裕がある
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- かかと部分
- 比較的固い素材で出来ており、しっかりと包んでくれるものを踵がゆるい靴は選ばない
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- 靴底
- 形はフラットで、底は固すぎず適度に衝撃吸収できるもの、なおかつ足の動き通りに曲がってくれるもの
簡単トレーニングと最適な靴選びで、足のトラブルを軽減
足指じゃんけん
毎日キチンと続けることで、足のトラブルが改善します。はだしになって床に座ります。左右それぞれの足でじゃんけんをします。
グー5本の足指の全てに力を入れて、ギュッと曲げる。
チョキ親指だけを上にピンとあげる。
パーすべての足指をおもいっきり広げる。
つま先立ち体操
はだしになり、いすの背などを持ちながら、踵を浮かせてつま先に体重をかけて立ちます。20回を1セットとして毎日3セット。足のアーチをつくる筋肉を鍛えます。